リハビリテーション科

リハビリテーション科

当院は有床診療所であるため、リハビリテーション科では、外来および入院の患者様に対するリハビリテーションを実施しています。 さらに、通所リハビリテーション(デイケア)も行っており、要支援・要介護の患者様に対するリハビリテーションも実施しています。
当院のリハビリテーションは、原則的に個別担当制で、毎週決まった曜日および時間帯に来院していただくことになります。 個々の患者様に適した目標を設定し、評価および実践を繰り返します。 療法士を担当制とすることにより、患者様の日々の変化をとらえやすく、また、より一定した基準で治療効果を判定することができます。 患者様には安心してリハビリテーションに臨んでいただけるように心がけてまいります。
外来リハビリテーションでは、運動器全般の慢性疾患、外傷性疾患等に広く対応し、他院からの術後の紹介患者様にも対応しています。 入院リハビリテーションでは、可能な限り早期からリハビリテーション介入し、廃用による身体機能の低下を防止し運動機能の向上を図ることにより、早期離床、さらには在宅復帰を目指します。 スタッフ一同、地域の皆様の健康寿命の延伸を目標として、患者様の立場に寄り添ったリハビリテーションの提供を心掛けてまいります。

リハビリテーション開始までの流れ(初めての方)

  1. 受付
  2. 診察
  3. リハビリテーション予約
  4. リハビリテーション開始

●受付

はじめて御来院いただいた患者様には、保険証を1F受付にて出していただきます。
次に、問診票に記入していただきます。
※保険証はお忘れないように必ず持参ください。

1F受付の様子

1F受付の様子

1F待合室

1F待合室

●診察、リハビリテーション予約

問診票の記入の後は、医師の診察を受けていただきます。 医師からリハビリテーションが処方されると、担当療法士の決定および曜日・時間帯の予約がなされます。 リハビリテーションの頻度は、患者様の状態に応じて医師が決定します。 リハビリテーションの開始は、原則的に初回診療・リハビリテーション予約をした日ではなく後日となります。

1F診察室

1F診察室

2Fリハビリテーション室受付

2Fリハビリテーション室受付

外来リハビリテーション科職員

・理学療法士(PT): 11名(常勤9名 非常勤2名)
・作業療法士(OT): 3名(常勤1名 非常勤2名)
・リハ助手: 4名
 (令和2年6月1日現在)

リハビリテーションの紹介

1.理学療法評価(リハビリテーション総合実施計画書の作成)

医師より理学療法が処方されれば、療法士による「評価」があります。
「評価」は患者様の状態把握をするために、療法士が患者様に問診や視診、触診をしたり関節可動域の測定、筋力測定、動作分析などを行うことで問題点を探ります。
そして、問題点に対する治療として何が適切かを考え、リハビリテーションを行います。

理学療法評価

2.徒手療法

理学療法評価をもとに、ストレッチング等の各種徒手療法を受けていただきます。
患部を徒手的に操作することにより、関節の動きの程度や質を正常化させ、硬い筋肉をほぐしたり、動きの程度を痛みとの関連から検討し、徒手的に、正常な運動をしやすい状態にしていきます。

徒手療法01
徒手療法02

3.運動療法

徒手療法で痛みが十分に取れた患者様、また筋力が部分的に弱い場合や運動不足があり、痛みをとるために運動が必要な患者様には運動療法を処方していきます。 ※わかりやすく、丁寧に、自宅で行える運動の指導もしていきます。

運動療法

4.物理療法

療法士とのリハビリテーション以外にも、温熱療法、極超短波療法、電気刺激療法、超音波療法、水治療法、牽引療法などの物理的刺激による治療もあります。

●機器紹介

温熱療法、極超短波療法

痛みのある部位を温めることで、血流を良くして痛みを和げます。

ホットパック

ホットパック

マイクロ波

マイクロ波

マイクロ波

マイクロ波

マイクロ波

マイクロ波

電気刺激療法

痛みのある部位に電気を流し、血流をよくすることで痛みを和らげます。弱くなった筋肉に電気を流すことで、筋力増強を図ります。

低周波治療器

低周波治療器

複合型治療器

複合型治療器

複合型治療器

複合型治療器

超音波療法

組織の柔軟性を高めたり、血流を良くする効果があります。

超音波治療器
水治療法

渦流による刺激を与えることで、硬くなった関節をほぐしたり、腫れや痛みを軽減します。

過流浴装置

渦流浴

牽引療法

首や腰に引っ張る力を加えて関節の負担を軽減したり、周囲の筋肉をストレッチする効果があります。

頸椎牽引器

頸椎牽引器

腰椎牽引器

腰椎牽引器

ウォーターベッド

水圧刺激により、体の循環の改善や筋肉がほぐれ、リラックス効果があります。

ウォーターベッド

運動機器紹介

運動機器も多数準備しており、理学療法士やトレーナーの指導の下、安全かつ有効的に自主トレーニングに取り組んでいただけます。

トレッドミル

速度はもちろん、傾斜角度まで任意で調整可能です。専門知識をもつ職員が、個人に合った運動負荷量を設定します。

トレッドミル
エルゴメーター

運動の負荷量(ペダルの重量)が任意で調整可能です。消費カロリーの表示があり、運動量をわかりやすく確認することができます。

エルゴメーター
自主トレーニングの道具各種

当院では、ニーズに合わせ、1回のみの腰痛予防の体操指導なども実施しており、患者様自身がご自分の体を管理できるよう、自主トレーニングの指導を積極的に進めております。 各種、様々なトレーニング道具をそろえており、患者様個人に合った自主トレーニングをリハビリテーションの中で指導させていただくこともあります。

自主トレーニングの道具
レッドコード

ノルウェー発祥のスリングエクササイズセラピーです。
レッドコードは、運動器系疾患、神経系疾患に対する治療・エクササイズや、 スポーツアスリートなどに用いられるトレーニングを可能にするものです。

レッドコード

訪問リハビリテーション

当院では、理学療法士による訪問リハビリテーションも行っております。詳しくは、電話にてご相談ください。

082-921-3161
スタッフ写真